鵺翠の音楽の世界と読書の記録

クラシック音楽を趣味とする早大OB

ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調を聴く(その3)

Anton Bruckner [1824-1896]

introduction

 先日、たまたまHMVのサイトを見ていたら尾高忠明先生とブルックナー交響曲第7番の演奏を見つけた。その時、ふと思った。「あの時聴いたブルックナー交響曲第5番あるかな?」と思い、探してみたら見つかった。どうも発売日は2022年10月05日だったようだ。

 実は、このコンサートに実際に聴きに行っていたのである。実際に行ったコンサートがCD化されたのはこれで2回目。尾高忠明と大阪フィルのブルックナー交響曲第5番は朝比奈先生とは違った素晴らしさがあったが、大阪フィルの重厚なサウンドは健在であったことに感動した。
 その時の様子も交えて評価してみた。

ブルックナー交響曲第5番変ロ長調

尾高忠明大阪フィルハーモニー交響楽団

 尾高忠明は2018年に大阪フィル第3代音楽監督に就任。爾来各シーズンを通じ、ブルックナー交響曲を必ず演奏してまいりました。その第4弾が、2022年2月の第555回定期、そして直後に開催された第54回東京定期で演奏された「第5交響曲」です。円熟とともに自在さを深める尾高の指揮は、朝比奈時代より継承するオーケストラの力感溢れる響きを更なる高みへと導きました。
 尾高=大阪フィルによる『ブルックナー 新しい伝統』~神秘のピッツィカートから天空を仰ぐばかりの大伽藍を建立する時間です。(メーカー資料より)

評価:8 演奏時間:約71分


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 ブルックナーといえば終演後の熱狂的な拍手が一つの楽しみであるが、拍手は残念ながら収録されていなかった。

www.hmv.co.jp