Symphonikerの音楽鑑賞日記

クラシック音楽を趣味とする早大生

セルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)

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Sergiu Celibidache [1912-1996]

セルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)

 1912年7月11日ルーマニア王国のローマンで生まれる。
 1996年8月14日ルーマニア王国のヤシで亡くなる。

 同じドイツ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮を務めていた頃、セルジュ・チェリビダッケは、ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団で主席指揮者を務めていた。
 チェリビダッケリハーサルかなり厳しいもので有名であり、全ての音が自らの好みになるように説得していたようである。そのため、読売日本交響楽団と共演した際は、チューニングだけでも数十分を要したとの逸話がある。
 「全ての音が自らの好みになるまで」の部分はカラヤンとスタイルが似ている。しかし、チェリビダッケカラヤンのことは相当嫌っていたようでもある(笑)。
 カラヤンは、ハイドンからニールセンまで幅広いレパートリーを持っていたが、チェリビダッケも、相当幅広いレパートリーを持っていた。
 特に、ブルックナーカラヤンよりチェリビダッケの方が良いという評判が多いというのが私の体感である。実際、私もそう思う。
 カラヤンはよくスピード狂といわれ、快速的なテンポであり、金管楽器等は倍管にして大迫力・豪華絢爛な印象をもたらす(詳述はカラヤンの時に述べよう)。
 一方で、チェリビダッケは非常に遅いテンポで、壮大に音楽を奏でる。そもそも、テンポに基づくスケールが全く違うのである。ブルックナーのような荘厳で音楽的建造物を築き上げているような作品は、快速的テンポのような豪華絢爛な演奏より、どっしりと、厳格なテンポで壮大に奏でた方が相応しい。
 また、チェリビダッケは、演奏中に声を出すことがあり、販売されているCD等で確認することができる。また、上記写真のようにオールバックなのだが、激しい指揮振りをすることがあるため、髪型が大きく乱れることもある。そのような姿勢から、演奏中は高い集中力をもったり、熱の入った指揮をすることが窺われよう
 以下、4つほど動画を紹介する。

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(終始チェリビダッケの表情しか映さず、後半は激しい指揮振りで髪型が大きく乱れる)

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(第4楽章Codaで歌っている)

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(中盤において声を上げている)

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ベルリン・フィルとの38年の共演。緊迫した空気が漂っている)

主なオーケストラの首席指揮者等の在籍