Symphonikerの音楽鑑賞日記

クラシック音楽を趣味とする早大生

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調を聴く(その1)

f:id:grun-Symphoniker:20210715174716j:plain
Ludwig Van Beethoven [1770-1827]

 ※法律論や日常については「ですます調」で書いていますが、クラシック音楽は前ブログを承継するつもりでいますので「である調」で書きます。ブログ全体において統一感がないと思われますがご理解の程をよろしくお願いいたします。

はじめに

 さて、クラシック音楽についての記事として最初のテーマである。今回は、ベートーヴェン交響曲第7番イ長調。非常に活発的なリズムが人気の曲であり、ベートーヴェンの中でも最も人気のある交響曲のひとつである。第1楽章〜第4楽章まで魅力なところが詰め込まれた、まさに至高の交響曲といえよう。
 私もベートーヴェンが大好きなので、第7交響曲もよく聴いていた。中でも、第1楽章第1主題はテレビ番組のBGMとして用いられることも多く、非常に明るく活発的な主題が印象的である。
 そして、第2楽章において以下の評価がある。

 ワーグナーは各楽章におけるリズム動機の活用を指して、この曲を舞踏の聖化 (Apotheose des Tanzes) と絶賛している。
 その一方で、ウェーバーは「ベートーヴェンは今や精神病院行きだ」との言葉を残し、ワインガルトナーは「他のいかなる曲よりも精神的疲労を生じさせる」と語っている…。*1

 あなたはどちらの立場を支持しますか?
 そして、私が注目するポイントは以下の通り。

  • 第1楽章:第1主題、再現部第1主題
  • 第3楽章:トリオ
  • 第4楽章:コーダ

 なんといっても、華々しい第1楽章第1主題!ベト7といえばこの主題、というのが私の持論である。もっとも、快速的な第4楽章も好きである。第4楽章は実に清々しく、聴いた後は走り切った後のような爽快感がある。
 また、第3楽章のトリオが良い。ちょっと落ち着いて、流れるような木管楽器金管も加わり壮大に奏でるという流れが良い。
 第2楽章は?という感じだが、もちろん第2楽章は嫌いなわけではないが、全て述べると長ったらしくなるので、特に注目する点に絞って書いていくつもりである。第2楽章で何か特筆すべき点があればもちろん記す予定である。
 交響曲第5番と一緒にカップリングされているものが多いので、ジャケットの画像が5番も含まれているもの多い。

ベートーヴェン交響曲第7番

アンドリス・ネルソンスウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

評価:8 演奏時間:約36分
f:id:grun-Symphoniker:20210715173107j:plain:w200
f:id:grun-Symphoniker:20210715172517j:plain:w200

第1楽章:Poco sostenuto - Vivace

 提示部繰返しなし。堂々とした幕開け、そして流れるように奏でるオーボエが美しい。力強い演奏ではあるも、多少早めのテンポなので爽やかさがあるのが印象的である。そして、第1主題。軽快な木管楽器とともに力強い弦楽器の和音、そして遠くで力強く鳴り響くホルンが素晴らしい。ネルソンス特有の力強さも十分である。再現部第1主題も格好良く演奏され、所々の和音も非常に力強く、弦楽器のトレモロのしっかりと聴こえてくるウィーン・フィルの音色で力感がありながらも美しく溌剌とした第1楽章は実に素晴らしい演奏である。

第2楽章:Allegretto

 少々重々しい雰囲気。テンポは標準〜やや速めであり、あまり特筆するところはない。もっとも、力強いリズムを刻みつつ、流れるように美しい旋律は流石のウィーン・フィルといえよう

第3楽章:Presto, assai meno presto

 元気溌剌としたテンポで幕を開ける。いかにもネルソンスらしい演奏である。トリオもあまりテンポを落とさずに快速的に演奏されている。軽やかな木管楽器の音色も響き渡る。盛り上がったところでトランペットの伸びやかな音色とともに、力強く響き渡るティンパニの打音も素晴らしい響きである

第4楽章:Allegro con brio

 第3楽章同様に力強い幕開けであり、快速的なテンポでトランペットの音色がしっかり聴こえてくるところが素晴らしい。格好良い幕開けである。ネルソンスの力強さが十分に発揮されている。そして所々にタメる箇所があり、より一層力強さが力強さが増している様に聴こえる。第4楽章は快速的テンポに加え、力強さと明るさがなければならないコーダも力強いテンポであり、ホルンも唸っている様に聴こえる。また、低弦によるオスティナートも力強く、ネルソンスの力強い演奏を支えている様である
 この様な力強い演奏も良い。